

いつも飲んでいるのは「ドラフトギネス」という缶入りのギネスで、その深く穏やかな味わいには常々感心させられているが、そういえば瓶入りのギネスを飲んでいないと気付き、やまやで購入。缶入りの「ドラフト」と瓶入りの「オリジナル」と何が違うのか?
それはグラスに注いだ見た目から明らかだった。オリジナルには、あの滝のように下る美しい泡「カスケード・ショー」がない。濃い黒の液色とオレンジがかったベージュの泡はくっきりと境界を引いている。
また、味わいも別物。オリジナルはドラフトと比べ、しっかりと苦味があり、スモーキーなロースト香を強く感じさせる。また、柔らかい印象のドラフトと違って、ズンと来る重厚感が頼もしい。しかも、それでいて後口はすっきりと抜け、なおかつ豊かな余韻に浸ることができる。
4年前にAAA評価を付けたドラフトギネス。個人的には、オリジナルがその上を行ったという感想。それぞれが突出した個性際立つ逸品でありながら、しかしやはり、その生い立ちには繋がりのある兄弟という印象もある。何にせよギネス オリジナル、文句無しの美味だった。
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