これが味の相対性理論や│KAGOME 野菜生活100 濃厚バナナスムージー

KAGOME 野菜生活100
濃厚バナナスムージー

飲む前のイメージと飲んだ時の味がかけ離れているとギョッとすること、ありませんか?私はあります。これがそうです。味の相対性理論です。

出先でバナナ味の冷たくて甘い飲み物がほしくなりコンビニに車を停めました。冷蔵コーナーに並ぶこれを発見し即ゲッツ。濃厚バナナスムージーという商品名、黄色いパッケージ、踊るバナナ果肉の絵、これは期待できる。

車に戻りキャップを外していざ傾けるが……、出てきません。真横にしても逆向けても出てきません。中ぶた式か?と思い指を突っ込むと、ドボ、とスムージーにダイブしました。よくわかりませんが表面張力的なもので流れ出てこないようで、ギュッとパックを潰すことでようやく飲めました。

そして飲んでみてギョッ。濃厚なのはバナナではなく野菜スムージー。ややとろみのある食感に反してさっぱりとした野菜ジュース。そこに加えられたほのかな甘味とクリーミーさ、そしてささやかなバナナ風味。これは「濃厚バナナスムージー」ではなく「野菜スムージー バナナ風味」です。

違うんです!他の野菜生活とくらべるとバナナの味が濃厚という意味なんです!当社比!という主張かも知れないがそんな相対的な理屈は私には通らない。これしか飲んでないもの。それに見てよ、この、さも濃厚なバナナ味を期待させるバナナだらけのパッケージイメージを。しかし原材料表記を見ても野菜>果物であり、その果物のなかでもバナナが最少ときた。全然バナナ入ってないやん!じゃあ何、このささやかなバナナ風味とクリーミーさは何? そ れ は ね 、 香 料 と ク リ ー ミ ン グ パ ウ ダ ー 。チクショーーー!!

濃厚なバナナ味を飲みたい時には、バナナの果汁+牛乳(+砂糖)。それしか信じられなくなりました。濃厚バナナスムージーを飲むことで感じる内なるイメージとの乖離を通してみずからが真に求めるバナナスムージーの何たるかを知る。これが味の相対性理論です。

※野菜生活は食物繊維などカラダにピースな飲料として製造・提供され、その目的に沿って美味しく飲まれている人も当然ながら大勢いるであろうことをお断りしておきます。この記事はあくまで個人の感想です。

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