日清公式「まろやかなココナッツミルクをベースに、スパイスの辛みをきかせた濃厚なスープ」はい、実にそのとおり。
ややとろみのあるスープは、スパイスの刺激と香草のクセを違和感なく和らげるミルキー。強すぎず弱すぎずの個性が、広く日本人受けしそうな日清お得意の絶妙アレンジ。トムヤンクン味とは似ていて非なるアジア感。それがまたやけにマッチする、カップヌードル謹製のピロピロ麺。具のお揚げがスープをよく吸って得も言われぬジューシー。
“ラクサ”を強引に一言で表すなら“エビ香るココナッツミルクヌードル”。その調味料を凝縮したのが、フタに貼り付いたラクサペーストという実態。しかしエビの風味は抑えめに調整されていて、代わりに主張するのは爽やかに香るレモングラス。お手本にとらわれない遊び心が織り成す華やかな味の彩り。
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食べ始めはムム？これはどうなんだろうと思わせておいて、ふたくち、みくちと次第にやみつきになる感覚はエスニックならではの妙。気が付けばスープまで飲ませるこれを「おいしい」と言わずに何と言うのか、考え及ばせぬトリップ感。これは復活リクエストNo.1も納得の素敵ヌードル。
●個人的カップヌードル順位
シーフード＞醤油＞しお(2009)＞カレー＞チリトマト＝牛骨コムタン＝クラムチャウダー＞ラクサ＞トムヤムクン＞味噌＞ガーリックチーズフォンデュ＝濃厚ミルクシーフー道＞にんにく豚骨＞チーズカレー＞しお(2021)＞激辛味噌＞餃子＞＞＞＞辛麺
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