小さいね、SDGsだね。|ケロッグ プリングルズ サワークリーム&オニオン

小さくなっている。
俺の記憶が確かならば、
チップスが露骨に小さくなっている。
手に取ったとき、思わず笑ってしまった。
頭がどうにかなったのかと思った。
目の錯覚だとか遠近法だとか、
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。
そして中身に対して容器の筒がデカいから、
余った空間でチップスが右へ左へ振れ、
割れてこなごなになる惨劇だ。

しかしそれよりも大きな衝撃があった。
プリングルス じゃなかった。
プリングルズ だった。
変わったのは商品名だろうと疑うほど、
俺の中では プリングルス だった。
カップヌードルシーフードには
実はエビが入っていなかっただとか、
よく見かける増粘添加物が
キタンサンガム じゃなく
キサンタンガム だったとか、
最近知った衝撃の事実にまたひとつ追加だ。

しかしその味は懐かしい、
「開けたら最後 You can’t stop!」
あの頃を彷彿させるアメリカンな味だ。
分かりやすくパンチ力がありながら、
健康を脅かすような味の濃さ。
ついつい次へ手が伸びる塩気と旨味、
シュワリと舌に沁みる酸味、
マルトデキストリンで血糖値は爆上げだ。
サワークリームらしい甘酸っぱさで、
耳たぶの前あたりの、
つまりモミアゲの下のあたりの、
具体的にはあの銀色でY字の美容器具の先端にふたつ付いたミラーボールみたいな多面の球体をコロコロと転がして刺激する下顎角の上あたりの、
筋肉がこう、キュッとなる感覚。
これよこれ!これをこそ!
俺はサワクリに求めていたのだよ!

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