とにかくすすり心地と喉越し|小川製麺 とびきりそば 細打

小川製麺 とびきりそば 細打

1束150gの3束入り。包装は緑色ですが、茶そばではありません。

<麺量について>
ゆで上げ前の150gは一般的な蕎麦の1.5人前にあたると思いますが、後述のすすり心地と喉越しの良さでつるりすいすいと食べ進められるため、“大盛り”などという低俗な単語を口にしたことがない紳士淑女におかれましても案外1束ぺろりといけるかもしれません。なお写真は1.5束、約225gを茹でた見本です。めっちゃ山盛りです。氷水で締めていただきましたが、胃袋は蕎麦でぱんぱんになり、身体は恐ろしく冷えました。脚ががたがた震えました。

<味について>
蕎麦の香りはやや控えめです。というか、あまり香りません。めんつゆに浸けずに口にふくんでみて、あー、少しは香るかな?ってくらいです。しかしそれでいいのです。ヤマキのめんつゆが美味いからです。そんなに蕎麦の香りを楽しみたいなら蕎麦粉でも舐めろです。蕎麦には十割蕎麦、二八蕎麦などの種類がありますが、これは体感的に四割蕎麦って感じです。ほのかですが塩気も感じます。

<食感について>
この商品の良い所はとにかくそのすすり心地と喉越しです。小麦粉が主原料でさらに山芋を練り込んであるそうで、表面はつるつる歯応えはしこしことしています。こんな蕎麦があったのかと、純粋な小麦粉麺は素麺とうどんしか知らなかった若かりし日に初めて半田麺を食べたあの時のような、小さな高揚感を得られます。麺1本1本が短めで軽快に食べ進められるのも良いです。摘まんではすすり、摘まんではすする、妖怪蕎麦すすりです。

<総評>
乾麺で常備でき使い勝手が良いです。蕎麦らしい香りや食感はさて置き、とにかくつるりつると気持ちよくすすれると嬉しい人。食べ盛りの少年少女に食べ応えのある蕎麦をたっぷり食べさせたい親御さん。あとは山形が好きで好きで山形と聞くだけで気持ちが高ぶるあなた。そんな方々にお勧めできる逸品です。

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