裏切りのマンゴー|ローソン Uchi Cafe’ まるでマンゴーみたいなマンゴープリン

ローソン Uchi Cafe’ まるでマンゴーみたいなマンゴープリン

みたいな、というのは便利な助動詞で、対象をあたかも形容動詞のように装飾しつつ、その実まったく別物ですという裏切りの活用術を有している。「マンゴーみたいな」と言われて頭に浮かぶのは甘くて良い香りのするマンゴー。しかし当然ながら実体のプリンはマンゴーではない。果物の王様・マンゴーではないのだ。

たとえばマンゴープリンを48歳のおっさんだとするとどうだろう?あなたの脳裏に浮かぶ48歳のおっさんはどんな姿だろう?そこでマンゴーを反町隆史だとしよう。「反町隆史みたいな48歳のおっさん」とすると頭に浮かぶのはスラッと高身長でイケメンの反町隆史。しかし実体その48歳のおっさんは反町隆史ではない。トレンディ俳優の王様・反町隆史ではないのだ。

いいよ反町隆史じゃなくても!反町隆史みたいな48歳のおっさんでいいよ!と思って手に取ったはずなので、家に帰って冷静に見たら反町隆史じゃなかったなどと批判するのは間違いだ。しかし今回問題なのは、家に着いてグラサンとマスクを外した48歳のおっさんがハリウッドザコシショウだったことだ。しかも短髪のカツラを被ったりメイクして微妙に寄せに来ているから余計に腹が立つ。

おいっどの辺がマンゴーなんや!歯の上で砕ける味気ないクラッシュゼリーとケミカルな風味のゼラチンプリンがもたらす、トレンディとはとても言いがたい不自然な甘味をしぶしぶ飲み込みながら、ため息しか出ない322円の代償。

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