スケトウダラのすり身を板状に伸ばして焼いた駄菓子。1枚10円。パッケージの「おいしいヨ!」に時代を感じる。本来の食感はパリパリとしているが、包装が甘いため製造から日が立つと湿気て柔らかくなる。
私が子供の頃は地元に駄菓子屋が点在していて、小遣いでこういう商品を買い食いしていた。理由は、わかりやすい駄菓子のおいしさ半分、お金を払って友達と買い食いする楽しさ半分といった感じだろう。
いま30年が経って、湿気た蒲焼さん太郎を噛みちぎる。みりんと砂糖と醤油から成る甘辛さが口いっぱいに広がる。ところでイカ風味は必要なんだろうか?キラキラした思い出とチープな駄菓子を噛みしめる。
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