まるで森の中に居るかのような|サントリープレミアムハイボール〈白州〉350ml缶

350ml入り1缶で税込658円。白州といえば日本を代表する伝統あるウイスキーで、そのハイボールなので高級ということなんでしょう。まさかと思い手に取って原材料を確認すると「モルト/炭酸」ホッ。さすがに砂糖は入れないよなと安心した。これは期待できる。

氷を詰めたグラスに注ぐ。ほのかに黄色味掛かった液色。シュワー!とこまかく弾ける炭酸の音、パキパキと氷の裂ける音。泡の落ち着いた頃合で少し嗅いでみると、謳い文句に違わぬ、香るスモーキー石井。嗅いでみるだけのつもりがふと口をつけていた。

華やかで芳しいウイスキー。目を閉じるとまるで森のなかに居るような感覚。窓から聴こえる雨音が、霧立つ山に茂る青青とした木々と、しっとりと黒く濡れる枝、土、近くに流れる小さな渓流を連想させる。喉を潤す冷たく透きとおった味わい。そう、嗅覚をくすぐる頼もしい香りこそあれ、味覚で感じる味など無いはずなのに。美味、と脳が理解する。

これは660円の価値がある。9%という割り方も実に良い。自分で割ってこうもうまく行くだろうか?鼻腔に響くモルトの余韻にしばし浸ったら、グラスを代えて今度はビール。今夜は軽めのサッポロクラシックで、重ねる麦芽と炭酸の刺激に酔いしれる。あ、幸せが来てる。

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