麻(マー)、辣(ラー)ともにひかえめ。
つまり辛さは弱く、痺れもない。
まさに飲むことを前提とした調味であり、
こちらもそのつもりで啜っているから、
なるほど、と思わせる。
一方、胡麻の香りと味噌の旨味で、
ほのぼのと温かく親しみが湧く味わい。
香辛料の刺激も相まって、
腹の底がじんわりと熱を持つ。
「おいしい」が口をついて出る。
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エースコックらしく柔らかい、
油脂を練り込んだ味付きのチープ麺は、
スープを主役と引き立てている。
チンゲン菜がシャキシャキと心地良い。
うまみ重視のスープで、
これは確かに飲める。飲み干せる。
でも麺少なくて物足りないから、
残ったスープにご飯どぼんで担担雑炊。
下品だろうが、これがウマイ。
すっからかんになったカップが、
エースコックの勝利を物語っている。
香ばしい余韻が、私の勝利を讃えている。
とても良く出来たカップ麺だと思う。
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