不思議と進む一杯|カップヌードル パクチー香るトムヤムクン

日清食品
カップヌードル パクチー香るトムヤムクン

トムヤムクンってどんなやっけって、よく思い出せないまま手に取りました。なんとなくアジアンテイストの辛いスープという程度の認識をもって湯を注ぎました。3分後、フタを開けると立ち昇ってくるスパイシーな香ばしさに「ああ、これね!」。

普段カップヌードルは麺から行く私ですが、今回はまずスープを啜ってみました。酸っぱさとピリ辛さの均衡。香草の彩り。クセはあるけど適度に抑えられていて、以前に食べたチリトマト味でも感じた日清の巧みなカドの丸め方は、人の好みを問わず納得させる“エスニックらしさ”の表現。加えて適度な塩気が麺との相性を高めていて、するすると食べ進められる魔術めいた仕掛け。

同じく酸っぱ辛い温スープの代表格、酸辣湯(サンラータン)が苦手な私ですが、これはあっさりと麺を平らげ、あまつさえ普段飲まないスープまで飲み干すに至りました。もとい、むしろスープがこの商品の主体ではなかろうか?

おそらく好き嫌いは分かれましょうが、私にとってこれはおいしい・まずいとは別軸の、「不思議と進む」一杯でした。或いはそれもおいしいということかも知れないが。ロングセラーも納得の完成度です。

●個人的カップヌードル順位
シーフード=醤油>sio>カレー>チリトマト=牛骨コムタン>トムヤムクン>味噌>ガーリックチーズフォンデュ=濃厚ミルクシーフー道>にんにく豚骨>チーズカレー>激辛味噌>>>>>辛麺

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