目の覚めるようなまずさ。|三真 メンママニア

三真 メンママニア

1枚目を食べて「うせやろ?」と疑い、2枚目で確信する。美味しくなさすぎる。3枚目に手が伸びない。これはただ事ではない。無人島に持っていけるものがこのメンママニアか金正恩のブロマイドのどちらか一方だとしたら、金正恩のブロマイドを選ぶレベル。

海老せんべいのような厚みのある形状と、ふわふわさくさく食感。これポテト「チップス」か?と疑問に思うが、まあそれはいい。問題なのは味。その味は少なくとも、私の知っているメンマとは違っていた。塩気も旨味も無い。ごま油と何かしらの謎香料とほのかなラー油の刺激が、スナックの「表面にだけ」付いている。噛むと内側からはマッシュポテトの風味と揚げ油の匂いがにじみ出し、あとには糖類の甘さが残る。

原材料をすべてミキサーでかき混ぜてもこれほど美味しくなく出来上がるだろうか?家族にも分け与えてみたところ、5歳の娘は顔をしかめ、妻は「あかん」とこぼした。申し訳ないが家族総出でも半分も食べられず地球へ返す運びとなった。

インターネット上ではこの菓子を絶賛するコメントが散見されて正気か?と疑うが、もしかすると案件なのかもしれない。あるいは、我が一家の味覚がよほど世間とズレている。とにかく、メンマの味でもなく極太1本でもなくポテトチップスでもなく美味でもない、我が半生でもっともガッカリしたスナック菓子と出逢った。

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