拙者の今日のおやつはこれじゃ。モンテール 焼プリンモンブラン。下からカスタードプリン、ホイップクリーム、モンブランと積み重ねてあるらしい。夢のスイーツ三段重ねじゃ。拙者のささやかな記憶を手繰ってみても、モンブランとプリンの掛け合わせは初めてやも知れぬ。先ずは最上部、薔薇の花弁の如く美しく絞り出された「自家炊きマロン餡」をひと掬い。水飴で練ったようなねっとり餡は、程好き甘さを有している。まろ〜んやかな栗の香りが口いっぱいに広がり、しあわせを味わわせてくれるわ。そのすぐ下の、甘さを抑えたやわらかホイップクリームとの相性は言わずもがなじゃ。モンブランとは斯く在るべしと頷けるというもの。

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さて、目玉のカスタードプリンを掬う。微妙なチープさ加減で、単体としてはやや精彩を欠く。しかし甘い栗餡と一緒にいただくと、その取り合わせの妙に思わず膝を叩く。なるほど、うまい!もしもこのプリンが濃厚濃密であったならば、重ねて濃厚濃密な栗餡と互いに主張し合い、ひとくち目こそその濃厚さに感動しようとも、ふたくち、みくちと食べ進むとすぐに飽きが来ることであろう。カスタードプリンが半歩後ろに下がることでバランスが取れておるというわけじゃ。さらに極めつけは、スプンがカップの底に到達するや湧き出てくる黒きカラメルソース。吹き抜ける香ばしさとグッと来る苦み・甘みが善し。モンブランとカスタードプリンでまったりまろ〜んやかに墜ちた味覚を、ビシッと引き締め立て直し奉る!冒頭に三段重ねと申したが、このカラメルソースを含めて四段重ねじゃった。見た目、ボリューム、そして四つの要素の取り合わせが織り成す味わい。値段はいくらか忘れちゃったけど、モンテールの焼プリンモンブラン、確かな満足を運んでくれるカップスイーツであったわ!

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