魔性の高級シャンパーニュ|モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル (ミニモエ) 200ml

クリスマス前にやってきた やまや で、僕と妻はディナーに合わせる洋酒を探していた。食前酒として楽しめるシャンパンで、少量のものを求めていた。ワインの陳列棚の隅に設けられた、「少容量コーナー」の最上段の一番端に、かの有名な“モエシャン”を見つけた。200mLで2,000円という群を抜いた価格設定が、その美味を保証しているような気がした。

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口にふくんだ途端に、直前に嗅いだ印象よりもはるかに甘く、芳醇なブドウの香りが気道全体を充たした。その一方で、舌の粘膜に感じるのは辛口のスパークリング白ワイン。引き込まれるようなメリハリのある魅惑的な味わいが、僕の心を強く惹きつけた。12度のアルコール香が満足感を押し上げ、脳髄がピリピリと痺れるような、なんとも言えない幸福に満たされた。

「流石はモエシャンドン、ということか。」ワインの良し悪しが語れるほど嗜まざる僕にも、なるほど、納得の美味しさを提示する小瓶。これがもし750mLサイズであっても軽く空けられそうな、そんな強気にさせる魔性の一本だった。

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