赤福の新作の実力やいかに。|伊勢名物赤福 白餅黒餅

有名な伊勢名物といえば赤福餅です。ご存知、こし餡に筋の入ったあんころもちです。餡に付けられたあの3本の筋は、五十鈴川の清流を表現しているそうです。赤福と言えば消費期限偽装を記憶していますが、あれもう17年も前なんですね。パねぇっす。

さてそんな赤福から、2年ほど前に新作が販売されていたようで。それが「白餅黒餅」です。文字通り、白餡で出来た白餅と、黒餡の黒餅。

赤福公式によると、

黑餅は、宝永の時代を経て明治のころまで作られていた素朴な黒砂糖味のお餅。白餅は、平成から令和に手がけた白小豆餡の清らかさを込めたお餅。江戸から令和に続く味の移り変わりをお楽しみ下さい。

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だそうで、なんとも壮大な話です。
赤福に対して、白福黒福ちゃうんかいと思いますが、屋号との兼ね合いだとか、同音の黒服のイメージだとか、色々大人の事情があるのかも知れませんね。まあ何でもいいですけど。

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さてお味です。
赤福、白餅、黒餅の食べ比べです。

まずは赤福。やわらかな口どけ、やさしい甘さのこし餡が絶妙な美味しさです。小石を模しているという中の餅も弾力があります。ひとくちで頬張れば、えも言われぬ幸福感に包まれます。私自身が福に包まれた、そんな気がします。

次に白餅。意外と甘さの控えめな白餡は、赤福餅と同様にやわらかく、口の中で融解します。白餡特有の舌触りがあり、中の餅との相性も良い。おだやかな美味しさで飽きの来ない味わいは、赤福と並べて紅白と謳うに足る仕上がり。

最後に黒餅。黒砂糖が使用されていて、いわゆる黒蜜の風味を感じます。強い甘さで目がチカチカします。インパクトがある一方、どこか郷愁を感じさせる美味しさ。2個続けて食べると飽きますが、白餅を挟めばまた食べられます。

赤福のアンサーとしての白餅。黒餅と併せて食べたい白餅。どうやら、令和に産声を上げた赤子の如き白餅こそが、今回の黒幕であるようです。ちなみに子供たちは黒餅が気に入ったみたいです。

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