今回の商品はオランジェ・プレミールミルク・スフレサンド・モリナガレンニュウイチゴです。呪文のように長い商品名ですね。分解して見ていきましょう。
まず「オランジェ」は、田口食品が2013年に立ち上げた洋菓子ブランドの名前です。フランス語の「OR（オル＝豊かさ）」と「ANGE（アンジェ＝天使）」を合わせた造語とのことです。オムライスみたいなものでしょうか。
次に「PremirMilk」とは、田口食品が2022年3月31日に出願した、登録番号第6620745号の商標です。綴りがプレミア(Premier)と微妙に違いますね。premirはポルトガル語で「押す」の意味ですが、押す牛乳？乳プレス？よく分かりません。なんせ低温殺菌の牛乳だそうです。
「スフレサンド」スフレは卵白から作るメレンゲに、砂糖や小麦粉などを混ぜて焼くフランス発祥のお菓子です。つまりそれを2枚以上使って何らかを挟んであると。Souffle cake with Vanilla とも書いてありますから、バニラクリームでしょうね。
最後に「森永れん乳いちご」森永のれん乳は有名ですが、「森永れん乳いちご」という名称は「森永れん乳いちごアイスバー」しか確認できませんでした。いちご味の森永のれん乳を、オレサマオマエマルカジリ的に表現したのでしょうか。日本語が蔑ろです。
と、商品名だけでこれだけイジれればブロガーとしては冥利に尽きますね。ただ、このパッケージにデカデカと書いてある「追いれん乳」は商品名じゃなかったみたいですね。実に紛らわしい。
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袋から取り出すと、オランジェクラウンとやらのロゴマークを彫り込んだ楕円形のケーキ。フワフワしていて、指で押すと返す弾力があります。齧ってみると、ぱさぱさしています。作ってから時間の経ったスフレ生地、というより、しっとりしたスポンジ生地に思われました。
挟んであるピンクのクリームは、ほのかにいちご風味で、甘さは控えめ。パッケージのイメージ通りたっぷりと入っていますが、味が淡すぎて空気のようです。れん乳ソースの方はケーキの中央あたりに、ちょび、とだけ入っています。パッケージとは全然違いますね。まあ、あくまでイメージでしょうから、仕方ありませんね。イライラします。
さして甘くないし、期待したほど練乳感も無く、苺の香りもほのかで、フワフワで、もう、何を食べたのか？それとも幻覚か何か見たのか？よく分かりません。かすかに息に残る苺の酸味が、何か長ったらしい名前のお菓子を食べたらしいと想起させますが、今はもう、何もかもがよく分かりません。
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