これが“本物”なんやね|日の出製麺所 謹製 生うどんパック

阪神百貨店の催事場でつい足を止めたのは、「日の出製麺所」の看板の前だった。四国を旅した時に訪れ、釜玉うどんの美味しさに思わず涙をこぼした名店。もう8年も前の話になるけれど、味の記憶は鮮明だ。

販売されていたうどんは旅の最中に食べた “さぬきの夢” を使った麺ではないようだった。それでも販売員の方から「打ち立て直送ですよ」と聞いて、気の向くまま6人前を購入した。賞味期限は5日。早速、翌日にいただくとする。

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茹でたあと冷水で洗った“ざるうどん”スタイルと、茹であげの麺に生玉子と出汁醤油をからめた“釜玉”スタイル。さぬきのうどんを遺憾なく堪能するには、これ以上の組み合わせはあるまいなのだ。

もっちりふんわりと柔らかい麺の表面。しかし噛めばグンと押し返す弾力があり、引っ張れば餅のように伸びる。芳醇な小麦の香りが感じられて、同時に適度な塩気がにじみ出てくる。うどんの美味しい要素をすべて兼ね備えたような味わい。麺界のマルチタレントや!

普段食べているテーブル●ークの冷凍うどんも美味しいけれど、それとは一線を画すところがある。と言うより、もはや別物と考えた方が良さそうだ。どちらも小麦と水と塩から作られ、どちらも間違いなく美味しいものでありながら、「さぬきうどん」と「冷凍うどん」は別の麺類だ。

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